「インサイドセールスを内製で立ち上げるべきか、外注すべきか」といった悩みは多くの企業が抱えています。特にBtoBでは「リードはあるのに商談化できない」「BDRを採用したいが立ち上がりに時間がかかる」「代行会社を比較しても違いが分からない」という悩みが起こりやすい領域です。

本記事では、インサイドセールス外注の定義や依頼できる業務範囲、費用相場、内製との比較を解説します。加えて、商談化率をKPIとして握る外注先の見極め方までを整理します。

電球

この記事の重要ポイント

・インサイドセールス外注は、リード対応や新規開拓を外部の専門会社に委託する手法である
・外注の価値は人手の補完だけでなく、KPI設計や改善サイクルを持ち込める点にある
・内製か外注かは、立ち上がり速度・ノウハウ蓄積・商談数の必要性で判断することが重要である
・外注先を選ぶ際は、アポ数だけでなく商談化率まで見られるかを確認すべきである

シャコウではBtoBマーケティングに関する情報をYouTubeで発信しています。初心者の方でも網羅的に理解できる内容になっていますので、ぜひ参考にご視聴ください。

▼インサイドセールスの定石|マーケ連動で成果最大化を実現する運用Tipsとは?SDR/BDR別に徹底解説!

目次

インサイドセールス外注とは?フィールドセールスとの違いも解説

ここではインサイドセールスの基本を解説します。フィールドセールスとの違いや、インサイドセールスの形態を押さえましょう。

インサイドセールスの概要

インサイドセールスとは、電話、メール、Web会議、MA/CRMなどを活用した非対面の営業活動を指します。インサイドセールスは、一般的にリードの選別・育成・商談化を担い、フィールドセールスは提案・クロージングを担う役割として整理されます。

インサイドセールスの外注は、そのような活動を外部の専門会社に委託するサービスです。外注の対象は、単なるアポイント獲得に限りません。ターゲット企業の抽出、リスト作成、トークスクリプト作成、架電、メール、ナーチャリング、KPIレポート、改善提案まで含む場合があります。特にBtoBでは、商材理解、課題仮説、部門・役職ごとの訴求設計が成果に影響するため、単純な架電数だけでなく、商談化率まで見据えた運用設計が重要です。

インサイドセールス(IS)とフィールドセールス(FS)の違い

インサイドセールスは、電話、メール、Web会議などを通じて非対面で見込み顧客と接点を作る営業機能です。一方、フィールドセールスは商談、提案、クロージングを中心に担います。インサイドセールスはリードの選別や醸成、フィールドセールスは契約締結やクロージングに集中する役割分担が一般的です。

簡単に整理すると、次のようになります。

項目 インサイドセールス フィールドセールス
主な役割 リード獲得・育成・商談化 提案・クロージング・受注
接点 電話、メール、Web会議 訪問、Web商談、提案会議
主なKPI 架電数、接続率、アポ数、商談化率 商談数、受注率、受注金額
目的 商談機会の創出 売上化・契約化

インサイドセールスの4つの形態

インサイドセールスの主な形態は、以下の4つがあります。

形態 特徴
自社採用 ノウハウが社内に残りやすいが、採用・育成に時間がかかる
業務委託 柔軟に人材を確保しやすいが、管理設計が必要
派遣 稼働人員を確保しやすいが、戦略・KPI設計は自社側に残りやすい
代行会社 ノウハウ、体制、KPI管理をまとめて活用しやすい

社内でインサイドセールスを立ち上げる場合、以下を自社で担う必要があります。

  • 採用
  • 育成
  • KPI設計
  • スクリプト改善
  • CRM運用
  • 営業との連携設計

外注の場合は、これらの一部または全体を、経験のある外部チームに委託できるのが大きなメリットです。

代行会社を使う価値は、単に人手を借りることではありません。KPIをどう置き、どのターゲットに、どのスクリプトで、どの頻度で改善するかという「運用の型」を持ち込める点にあります。

SDR・BDR別インサイドセールス運用ガイドブック リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

インサイドセールス内製vs外注の比較

インサイドセールスを内製するか外注するかは、単純な月額費用だけでは判断できません。採用費、育成期間、管理工数、ノウハウ蓄積、立ち上がり速度、機会損失まで含めて比較する必要があります。

内製 vs 外注の比較表

比較項目 内製 外注
初期立ち上げ 採用・育成・設計が必要 既存の運用型を活用しやすい
コスト 人件費、採用費、管理工数 月額費用、成果報酬、初期費用
ノウハウ 社内に残りやすい レポート・レビュー設計次第
スピード 採用状況に左右される 短期で開始しやすい
柔軟性 長期的に最適化しやすい 契約範囲に依存する

TCO(総所有コスト)で見ると、内製は長期的な資産化に向いています。一方、外注は短期の立ち上げ、検証、商談数の確保に向いています。

立ち上がり期間の比較

内製は、採用、オンボーディング、商材理解、スクリプト作成、CRM設計を経て運用が安定します。外注は、既存の体制を活用できるため、初期稼働までの時間を短縮しやすい傾向があります。

判断すべきは、半年後に理想の内製組織を作りたいのか、来月から商談機会を増やしたいのかです。シャコウのインサイドセールス代行は、「立ち上がり1ヶ月」を強みとして設定しています。

ノウハウ蓄積の観点

内製の最大のメリットは、ノウハウが社内に残ることです。顧客の反応、刺さる訴求、商談化しやすい業界、失注理由が、長期的な営業資産になります。

一方、外注でも、月次レビューやCRM入力ルールを設計すれば、数値資産を社内に残せます。重要なのは「外注先に任せっぱなし」にしないことです。レポート項目、改善議事録、スクリプト履歴を残す運用にしましょう。

判断フローチャート

内製か外注かは、次の基準で判断できます。

状況 推奨
3ヶ月以内に商談数を増やしたい 外注
採用力が高く、1年かけて組織化したい 内製
まず市場反応を検証したい 外注
すでにIS人材がいるが型がない 外注+内製支援
将来的に社内化したい ハイブリッド

IS-FSの分断を超える0.5次商談 リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

インサイドセールスの外注に依頼できる業務範囲・サービス内容

インサイドセールス代行に依頼できる業務は、以下の5つに分けて整理できます。

  • BDR
  • SDR
  • アポ取り
  • リードナーチャリング
  • MA運用

重要なのは、「何を任せられるか」ではなく、「自社の事業フェーズでは何を外注すべきか」です。

BDR(Business Development Representative):新規開拓

BDRは、未接点企業や戦略ターゲット企業に対して、能動的にアプローチする新規開拓型のインサイドセールスです。一般的には、BDRがアウトバウンド型、SDRが問い合わせ起点のインバウンド型として整理されます。

BtoBでBDR外注が有効になりやすいのは、既存リードだけでは商談数が足りない場合や、特定の業界・企業規模に狙いを定めて新規市場を開拓したい場合です。ターゲット企業の選定、部署・役職ごとの訴求、初回接点の作り方が成果を左右します。

SDR(Sales Development Representative):反響対応

SDRは、資料請求、ウェビナー参加、問い合わせ、ホワイトペーパーダウンロードなど、すでに接点のあるリードに対応する役割です。MAやCRMと連携し、リードスコアや行動履歴を見ながら、商談化のタイミングを判断します。

以下のような場合は、SDR業務の外注が検討対象になります。

  • 既存のリード数はあるものの追客が遅れている
  • 温度感の高いリードを取りこぼしている
  • マーケティング部門と営業部門の連携が弱い

アポ取り(テレアポ)代行

アポ取り代行は、主にアポイント獲得を目的とした業務です。KPIはアポ件数になりやすく、成果報酬型との相性もあります。

ただし、BtoBでは「アポ件数が多い=良い」とは限りません。対象企業の業界、従業員規模、部署、役職、課題感が合っていなければ、商談化しても受注につながりにくいためです。アポ取り単体で依頼する場合も、有効商談の定義を明確にしておく必要があります。

リードナーチャリング・育成代行

リードナーチャリングは、すぐに商談化しない見込み顧客に対して、メール、コンテンツ、セミナー、再架電などで関係性を維持する活動です。BtoBでは、検討期間が長く、複数部門が意思決定に関わるケースが多いため、一度の接点で商談化しないリードも重要です。

実際に、商談化までに顧客の意思決定は57%完了しているという調査があり、BtoBにおいてはナーチャリングが非常に重要だとされています。

ナーチャリングを外注する場合は、単なるメルマガ配信ではなく、どの行動を商談化シグナルとみなすかまで設計できるかを確認しましょう。

MA運用代行

MA運用代行では、MAツールを使い、スコアリング、シナリオ配信、リード管理、レポート作成を支援します。代表的なツールには以下のようなものがあります。

  • HubSpot
  • Marketo
  • Account Engagement

MA運用は、SDRやナーチャリングと密接に関わります。たとえば、資料ダウンロード後3日以内に架電する、特定ページを複数回閲覧した企業を優先する、休眠リードに再接点を作る、といった運用が可能になります。外注する際は、ツール設定だけでなく、営業アクションまで接続できるかが重要です。

プロフィール画像

新卒BtoBマーケター

白ポメちゃん

インサイドセールスの外注は幅広い業務を担ってくれるんですね!
じゃあ実際どんなメリットがあるの……??

SDR・BDR別インサイドセールス運用ガイドブック リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

インサイドセールス外注を活用する4つのメリット

インサイドセールス代行を活用するメリットは、主に以下の4つです。

  • 立ち上がり速度
  • KPI設計ノウハウ
  • 営業リソース確保
  • 改善サイクル

特に、BtoBのように早期に商談数を増やしたい一方で、採用・育成・オペレーション設計に時間がかかる企業では、外注によって初期の立ち上がりを短縮しやすくなります。

立ち上がり期間の短縮

内製の場合、採用、オンボーディング、商材理解、スクリプト作成、KPI設計を順に進める必要があります。採用がうまく進んでも、実際に安定して商談を創出できるまでには一定の検証期間が必要です。

一方、代行会社は既存の運用テンプレート、架電・メールの実行体制、KPIレポートの型を持っています。たとえばシャコウは、インサイドセールス運用支援において最短1ヶ月で体制を構築し、定性・定量両面での徹底的なモニタリングをもとにPDCAを回していきます

KPI設計ノウハウの持参

インサイドセールスの成果は、架電数だけでは判断できません。接続率、アポ獲得率、有効商談率、商談化率、受注率までの流れを見なければ、成果の良し悪しを判断できないためです。

リード商談化ツール「immedio」を提供するimmedioの調査「インサイドセールス白書2024」※では、インサイドセールス従事者の1日平均架電数は28件、本人と通話できる割合は平均22%とされています。つまり、架電量を増やすだけではなく、ターゲット精度、接続後の会話設計、商談化基準まで含めてKPIを設計する必要があります。

※出典:immedio「インサイドセールス白書2024」

営業リソース確保

インサイドセールス業務を外注すると、既存の営業メンバーは提案・クロージング・既存顧客対応に集中しやすくなります。特に少人数の営業組織では、リード対応、架電、メール、商談、提案、受注後対応が一人に集中しがちです。

外注によって商談化前の活動を切り出せれば、フィールドセールスは受注確度の高い商談に集中できます。結果として、営業組織全体の稼働配分を見直すきっかけにもなります。

スクリプト・トーク改善サイクル

成果が出るインサイドセールスは、初期スクリプトを作って終わりではありません。接続率、受付突破率、アポ獲得率、商談化率を見ながら、以下を継続的に改善します。

  • ターゲット
  • 訴求
  • 切り返し
  • メール文面

外注先を選ぶ際は、架電実行だけでなく、月次または週次で「何を変え、どの指標が改善したのか」を説明できるかを確認しましょう。改善サイクルが回る外注先であれば、外注しながら自社側にも営業ナレッジを蓄積できます。

IS-FSの分断を超える0.5次商談 リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

インサイドセールスの外注の3つの失敗パターン

インサイドセールス外注にはメリットがある一方で、発注の仕方を誤ると成果が出にくくなります。代表的な失敗は次のとおりです。

失敗パターン①ターゲット定義の解像度不足

最も多い失敗は、ICP(理想顧客像)が曖昧なまま発注することです。「BtoB企業」「情報システム部門」「中堅企業」のような粗い定義では、リスト品質にばらつきが出ます。

そのため、外注時には最低限、以下の項目を整理しておくことが重要です。

  • 業界
  • 従業員規模
  • 売上規模
  • 部署
  • 役職
  • 導入済みツール
  • 課題仮説

ターゲット解像度が低いまま架電数を増やしても、接続率や商談化率は改善しにくくなります。

失敗パターン②KPIの握りが曖昧

「月◯件アポを取る」というKPIだけで契約すると、アポ品質が下がるリスクがあります。重要なのは、以下の結果を見ることです。

  • 架電数
  • 接続率
  • アポ件数
  • 商談化率

特にBtoBでは、商談化率を見なければ、マーケティング・インサイドセールス・フィールドセールスのどこに問題があるか分かりません。外注先とは、アポ数だけでなく、商談化率まで含めてレビューする前提を作るべきです。

失敗パターン③スクリプト改善サイクル不在

初期スクリプトのまま運用を続けると、ターゲットの反応に合わせた改善が進みません。「接続できない」「受付を突破できない」「担当者に刺さらない」「アポは取れるが商談化しない」といった課題は、それぞれ改善すべきポイントが異なります。

月次レビューでは、少なくとも以下を確認しましょう。

確認項目 見るべきこと
架電数 活動量は計画通りか
接続率 リスト・時間帯・部署は適切か
アポ率 訴求・切り返しは機能しているか
商談化率 アポの質は営業基準を満たしているか
改善内容 次月に何を変えるか

「インサイドセールスはやめとけ」と言われる理由

「インサイドセールスはやめとけ」と言われる背景には、職種としての難しさと、外注サービスの発注ミスが混在しています。インサイドセールスは、行動量だけでなく、仮説構築、会話力、CRM入力、営業連携が求められるため、成果実感を得るまでに時間がかかることがあります。

一方、代行サービスにおける「やめとけ」は、ターゲット、KPI、改善体制を握らずに発注した結果、期待値と成果がずれるケースが多いです。論点を分けて考えることが重要です。

SDR・BDR別インサイドセールス運用ガイドブック リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

失敗を回避するためのインサイドセールス外注のチェックリスト

発注前には、以下の7項目を確認しましょう。

チェック項目 確認内容
ICP解像度 業界・規模・部署・役職・課題が明確か
KPI設計 架電数、接続率、アポ数、商談化率を見られるか
月次レビュー 改善会議の頻度と内容が決まっているか
スクリプト改善 初期作成後に改善する前提があるか
業界実績 自社に近い業界・商材の知見があるか
立ち上がり期間 契約後いつから実行できるか
契約期間 検証に必要な期間が確保されているか

インサイドセールス外注の料金体系と費用相場

インサイドセールス外注の主な料金体系と費用相場は、以下のとおりです。

  • 固定報酬型:月額50-70万円
  • 成果報酬型:アポ1件1.5-3万円
  • 複合報酬型:基本10-50万円 + アポ1-2万円

固定報酬型は月額50〜70万円、成果報酬型はアポイント1件15,000〜30,000円、複合報酬型は基本料金10〜50万円+アポイント1件10,000〜20,000円が相場とされています。

固定報酬型:月額50-70万円

固定報酬型は、月額費用を支払って一定の稼働を確保する料金体系です。予算管理がしやすく、戦略設計、スクリプト作成、レポート、改善提案まで含めやすい点が特徴です。

一方で、成果が出ない場合でも月額費用が発生するため、KPIレビューの仕組みが重要です。単なる稼働時間ではなく、どの指標を改善対象にするかを契約前に確認しましょう。

成果報酬型:アポ1件1.5-3万円

成果報酬型は、アポイント獲得などの成果に応じて費用が発生する料金体系です。初期費用を抑えやすい一方で、アポ品質の定義が曖昧だと、受注につながりにくい商談が増える可能性があります。

契約前に、以下の条件を明確にしておくと安心です。

項目 定義例
対象企業 業界・規模・地域
対象者 部署・役割
商談時間 30分以上など
課題確認 事前ヒアリングの有無
除外条件 学生、個人、競合、対象外業界など

複合報酬型:月額10-50万円 + アポ1件1-2万円

複合報酬型は、固定費と成果報酬を組み合わせた料金体系です。最低限の運用体制を確保しつつ、成果に応じたインセンティブも設計できます。

BDRのように、ターゲット設計や初期仮説の検証が重要な場合は、完全成果報酬よりも複合型の方が運用しやすいケースがあります。初期設計に工数がかかるためです。

損益分岐の試算ロジック

固定報酬型と成果報酬型は、目標アポ数によって損益分岐が変わります。

たとえば、成果報酬型がアポ1件2万円、固定報酬型が月額60万円の場合、月30件のアポで費用は同額になります。

電球

成果報酬型の試算

成果報酬型の費用 = アポ数 × アポ単価
30件 × 2万円 = 60万円

月10件程度の検証なら成果報酬型、月30件以上を継続的に狙うなら固定または複合型を検討する、というように、自社の目標アポ数から逆算して判断しましょう。

隠れたコスト

外注費用を見るときは、月額費用やアポ単価だけでなく、周辺コストも確認が必要です。代表的な隠れコストとしては、リスト購入費、MA/CRMライセンス費、初期セットアップ費が挙げられます。

コスト 確認すべきこと
リスト購入費 代行費に含まれるか、別途請求か
MA/CRM費用 既存ツールを使うか、新規契約が必要か
初期費用 スクリプト作成、設計、研修費が含まれるか
プロフィール画像

BtoBコンサルタント

柴犬先輩

それぞれの料金体系を把握した上で、自社の目標から損益分岐点を見極めよう!

実行可能な中期計画を描くBtoBセールス/マーケ戦略 リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

KPI設計と商談化率をKPIとして握れるインサイドセールス外注先の見極め方

インサイドセールス外注で最も重要なのは、アポ件数だけでなく、商談化率をKPIとして握れるかです。アポ件数だけを見ると、数は増えているのに営業が追うべき商談が増えない、という状態が起こります。

インサイドセールスKPIの業界平均

リード商談化ツール「immedio」を提供するimmedioの調査「インサイドセールス白書2024」※では、インサイドセールス従事者の1日平均架電数は28件、見込み客本人と通話できる割合は平均22%というデータが出ています。

この数値から分かるのは、単純に「もっと電話すればよい」わけではないということです。1日28件架電しても、本人と接続できるのは平均6件程度。したがって、架電数、接続率、接続後のアポ化率、アポ後の商談化率を分けて見る必要があります。

※出典:immedio「インサイドセールス白書2024」

KPIの逆算フレーム

KPIは、目標商談数から逆算します。

電球

必要架電数 = 目標商談数 ÷ 接続後商談化率 ÷ 接続率

たとえば、月20件の商談を作りたい、接続後商談化率を10%、接続率を22%と置く場合、必要架電数は約909件です。

電球

20件 ÷ 10% ÷ 22% = 約909件

1人が1日28件、月20営業日で560件架電できるとすると、約1.6人分の稼働が必要です。このように逆算すると、外注に必要な稼働量、費用、社内で持つべき管理工数が見えやすくなります

外注先と握るべきKPIチェックリスト

外注先とは、最低限以下の4つのKPIを握りましょう。

KPI 見る目的
架電数 活動量が足りているか
接続率 リスト品質・時間帯・受付突破が適切か
アポ件数 商談機会を作れているか
商談化率 営業が追うべき質に達しているか

月次レビューでは、数値報告だけでなく、次月の改善施策まで確認します。「接続率が低いのでリスト条件を変える」「商談化率が低いのでアポ定義を見直す」といった議論ができる外注先を選ぶべきです。

商談化率をKPIとして握れる外注先の見極め3ポイント

商談化率をKPIとして握れる外注先かどうかは、次の3点で見極めます。

見極めポイント 確認質問
契約KPI アポ件数だけでなく商談化率もレビュー対象にできますか
改善体制 月次で商談化率改善のPDCAを回せますか
リスク説明 業界平均と自社目標の差分を説明できますか

商談化率を扱える会社は、営業組織全体の成果から逆算して会話できます。逆に、アポ件数だけを強調する会社は、フィールドセールス側の負荷や受注率まで見えていない可能性があります。

KPIより前に抑えておきたいBtoBビジネスモデル リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

シャコウのインサイドセールス運用代行は、立ち上がり1ヶ月で商談化率コミット型の運用を提供しています。インサイドセールス運用に漠然とした不安がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

インサイドセールス運用代行支援はこちら 

【5つの比較軸】インサイドセールス外注サービスの選び方

インサイドセールス代行は、料金だけで比較すると失敗しやすいサービスです。選定時は、業務範囲、業界実績、KPIコミット度、立ち上がり期間、月次レビュー体制の5軸で比較しましょう。

業務範囲適合性

まず、自社が外注したい業務と、代行会社が得意な業務が一致しているかを確認します。新規市場を開拓したいならBDR、既存リードを商談化したいならSDR、休眠リードを掘り起こしたいならナーチャリングが中心になります。

BtoB業界実績

BtoBでは、部署・役職・課題仮説ごとの訴求が重要です。したがって、同じBtoBでも、SaaS、製造業、金融、ITサービスなど、自社に近い商材・業界の経験があるかを確認しましょう。

KPIコミット度

KPIコミット度では、アポ件数だけでなく、商談化率をレビュー対象にできるかを確認します。インサイドセールスとフィールドセールスの連携では、架電数や商談化案件数だけでなく、成約に至った案件数や売上金額まで連動させるKPI設計が理想的です。

立ち上がり期間

立ち上がり期間は、契約後どれくらいで実行に移れるかを見る指標です。ただし、早ければ良いわけではありません。ICP設計、スクリプト作成、リスト精査が粗いまま開始すると、かえって検証の質が下がります。

月次レビュー / 改善PDCA体制

代行会社を選ぶ際は、月次レビューの有無だけでなく、レビューの中身を確認しましょう。見るべきは、KPI報告、課題仮説、改善施策、次月の検証テーマです。

SDR・BDR別インサイドセールス運用ガイドブック リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

【業者タイプ別・自社規模別】インサイドセールス外注サービスの選び方

5つの比較軸の他に、外注先サービスの業者タイプや、自社の規模感も考慮して、外注先を選ぶ必要があります。

業者タイプ別の選び方

業者タイプは大きく3つに分かれます。

タイプ 向いている企業
大手・総合型 幅広い営業支援をまとめて相談したい
BDR/SDR特化型 商談化率や立ち上がり速度を重視したい
コンサル型 戦略・営業プロセス設計から見直したい

自社規模別の選び方

自社規模別の適した選び方は以下のとおりです。

タイプ 向いている企業
50名未満 まずは成果報酬型・小規模検証で商談化可能性を見る
50〜300名 BDR/SDR特化型でKPI設計と立ち上がりを重視
300名超 大手・総合型、コンサル型も含めて組織設計から検討

たとえば、50〜300名規模のBtoB企業の場合は、採用・育成を待つよりも、外注で型を作り、成果の出るターゲットやスクリプトを見極めてから内製化する進め方が現実的です。

IS-FSの分断を超える0.5次商談 リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

インサイドセールス外注先7社の比較

ここでは、インサイドセールス代行会社を比較する際の見方を整理します。価格だけでなく、KPI、業界実績、立ち上がり期間、業務範囲、改善体制を重視しましょう。

サービス名 特徴 業務範囲 立ち上がり 価格
シャコウ BtoB特化、商談化率KPI、立ち上がり1ヶ月 BDR/SDR 1ヶ月 ヒアリング後個別見積
BALES 戦略立案、オペレーション構築、リード獲得、商談機会獲得を一気通貫で支援 IS代行全般 要問い合わせ 要問い合わせ
SALES BASE 1,000社以上の支援データをもとに、ターゲット提案からPDCAまで支援 IS運用支援 最短3週間 要問い合わせ
セレブリックス 業務設計から接点構築、オンライン商談、クロージングまで非対面で支援 幅広い営業支援 要問い合わせ 要問い合わせ
soraプロジェクト インサイドセールス代行・外注・支援を提供 IS代行 要問い合わせ 要問い合わせ
ブリッジインターナショナル 20年以上のインサイドセールス経験、GTM戦略やCRMも含む支援 ISアウトソーシング/最適化 要問い合わせ 要問い合わせ
コンフィデンス インサイドセールスアウトソーシングを専任制で提供 ISアウトソーシング 要問い合わせ 要問い合わせ

シャコウのインサイドセールス運用代行BtoB特化型の実力派インサイドセールス支援

株式会社シャコウが提供するインサイドセールス運用代行は、BtoBマーケティング・セールス領域に特化したインサイドセールス運用代行支援サービスです。単なるアポイント獲得(リード獲得)の量だけを追うのではなく、売上に直結する「商談化率」を最重要KPIとして設定し、戦略立案から実行までを一気通貫で伴走します。

事業戦略に紐づいたターゲット・リスト設計、アウトバウンドや郵送DMを駆使したエンプラ開拓(BDR)はもちろん、マーケティング施策と連動したSDR(反響型)の両面に対応。綿密なヒアリングを経て最短1ヶ月で体制を立ち上げ、定性・定量分析を繰り返しながら早期の成果創出を実現します。

  • 業務範囲: BDR / SDR(戦略設計から実務実行まで)
  • 立ち上がり: 1ヶ月
  • 価格: ヒアリング後個別見積

インサイドセールス運用代行支援はこちら 

BALES【リード・商談獲得を一気通貫支援】

スマートキャンプ株式会社が運営する「BALES(ベイルズ)」は、インサイドセールスの戦略立案からオペレーション構築、実際のリード・商談機会獲得までをワンストップで支援するサービスです。

ターゲットに合わせた質の高いアプローチ体制を構築し、効率的なリード育成(ナーチャリング)を実現します。また、インサイドセールス特化型の研修プログラムなども展開しており、ノウハウの型化や体制構築の支援にも強みを持っています。

  • 業務範囲: インサイドセールス代行全般
  • 立ち上がり: 要問い合わせ
  • 価格: 要問い合わせ

SALES BASE【最短3週間で即戦力チームを構築】

SALES ROBOTICS株式会社が提供する「SALES BASE(セールスベース)」は、1,000社以上の豊富な支援データと独自のシステム基盤をもとに、ターゲットの提案からPDCAサイクルを高速で回す運用支援サービスです。

ご契約から要件確認を経て、最短3週間という驚異的なスピードで専任チーム(フロント2名体制など)を立ち上げ可能。事業フェーズや集客施策の繁閑の波に合わせて、活動量や施策を柔軟に調整できる高い対応力が大きなメリットです。

  • 業務範囲: インサイドセールス運用支援・立ち上げ構築
  • 立ち上がり: 最短3週間
  • 価格: 要問い合わせ(最低利用期間3ヶ月〜)

セレブリックス【非対面営業からクロージングまでカバー】

株式会社セレブリックスは、国内最大級となる1,400社・12,700サービス以上の営業支援実績を持ちます。インサイドセールス領域においても、綿密な業務設計から接点構築、さらにはオンライン商談やクロージング、受注後のフォローまで、あらゆるプロセスを非対面で代行できます。

20年以上にわたり蓄積された確実なセールスデータをもとにターゲットを選定し、見込みの高い顧客との商談機会のみを創出。営業コンサルティングの知見を活かしたスピーディーな課題解決・改善力が特徴です。

  • 業務範囲: インサイドセールス、および幅広い営業支援(カスタマーサクセス含む)
  • 立ち上がり: 要問い合わせ(通常2名・3ヶ月〜の契約)
  • 価格: 要問い合わせ

soraプロジェクト【高品質なインサイドセールス・テレアポ代行】

独自のノウハウと17年以上の実績を持つ「soraプロジェクト」は、BtoBに特化したインサイドセールス代行・コール代行サービスです。丁寧なコールスキルとスクリプト改善により、質の高いリードナーチャリングと商談創出を行います。インサイドセールスの内製化に向けたコンサルティングから、実務の完全アウトソーシングまで、企業の課題に合わせた柔軟な支援プランが用意されています。

  • 業務範囲: インサイドセールス代行・テレアポ代行・インバウンド対応
  • 立ち上がり: 要問い合わせ
  • 価格: 要問い合わせ

ブリッジインターナショナル

ブリッジインターナショナル株式会社は、20年以上にわたり日本の法人向けインサイドセールス市場を牽引してきた企業です。単なるコール代行の枠を超え、企業の「Go-To-Market(GTM)戦略」の策定、CRM/MAなどのテクノロジー活用支援、プロセス全体の最適化(アウトソーシング)までを網羅しています。大規模な営業組織やIT・製造業などのエンタープライズ開拓において、圧倒的なプロセスマネジメント力を発揮します。

  • 業務範囲: インサイドセールスアウトソーシング / 仕組み化・最適化支援
  • 立ち上がり: 要問い合わせ
  • 価格: 要問い合わせ

コンフィデンス

株式会社コンフィデンスが提供するインサイドセールス支援は、ターゲット企業ごとに「専任制」の体制を敷くアウトソーシングスタイルが特徴です。プロジェクトに深くコミットする専任のスタッフが担当するため、貴社の商品知識や業界のコンテキストを深く理解した上で、質の高いコミュニケーションを実行します。確度の高い新規開拓アプローチから休眠顧客の掘り起こしまで、中長期的な関係構築を見据えたインサイドセールスを展開します。

  • 業務範囲: インサイドセールスアウトソーシング(専任制)
  • 立ち上がり: 要問い合わせ
  • 価格: 要問い合わせ

SDR・BDR別インサイドセールス運用ガイドブック リンク設定済:クリックして変更 資料ダウンロード

インサイドセールスの外注先としてシャコウが選ばれる理由と実施フロー

シャコウのインサイドセールス運用代行は、BtoB特化、商談化率KPI、立ち上がり1ヶ月を強みとするBDR/SDR代行です。

BtoB領域での支援実績

BtoBでは、単に電話をかけるだけでは成果につながりません。業界、従業員規模、導入済みツール、部署、役職、課題仮説をもとに、誰に何を伝えるかを設計する必要があります。

シャコウのインサイドセールス運用代行は、BtoB企業向けに、ターゲット設計、初回接点設計、商談化基準の整理、KPIレビューを一体で設計する運用を想定しています。

商談化率KPIコミット型運用

シャコウの特徴は、アポ件数だけでなく、商談化率をKPIとして握る運用構造にあります。見るべきは、架電数、接続率、アポ数、商談化率の4軸です。月次レビューで、どのターゲットが商談化しやすいか、どの訴求が刺さるか、どのアポ条件が営業にとって有効かを改善します。

立ち上がり1ヶ月の実施フロー

立ち上がり1ヶ月の運用イメージは、以下の通りです。

  • Week 1:ヒアリング、商材理解、現状KPI確認
  • Week 2:ICP設計、ターゲットリスト条件、KPI設計
  • Week 3:スクリプト作成、メール文面作成、CRM項目整理
  • Week 4:架電・メール開始、初期数値レビュー
  • Month 2以降:商談化率改善、ターゲット・訴求チューニング

BtoBのリード獲得を商談化率コミット型で支援するシャコウでは、立ち上がり1ヶ月で運用開始できる体制をご用意しています。貴社のターゲット業界・現状KPIを踏まえた初回相談(無料・60分)を承っています。まずはお気軽にお問い合わせください。

インサイドセールス運用代行支援はこちら 

インサイドセールス外注に関するよくある質問(FAQ)

Q1:インサイドセールス外注とは何ですか?

A. インサイドセールス外注とは、電話・メール・Web会議などを活用した見込み顧客へのアプローチや商談化業務を、外部の専門会社に委託するサービスです。

Q2:インサイドセールスは内製と外注のどちらがよいですか?

A. 短期間で商談数を増やしたい場合や、立ち上げノウハウが不足している場合は外注が向いています。一方で、長期的にノウハウを社内に蓄積したい場合は内製が向いています。

Q3:インサイドセールス外注の費用相場はどれくらいですか?

A. 固定報酬型は月額50〜70万円、成果報酬型はアポ1件あたり1.5〜3万円、複合報酬型は月額10〜50万円+アポ1件1〜2万円程度が目安です。

Q4:インサイドセールス外注先を選ぶ際のポイントは何ですか?

A. 業務範囲、BtoB業界実績、KPI設計力、立ち上がり期間、月次レビューや改善PDCAの体制を確認することが重要です。

まとめ

BtoBのインサイドセールスでは、「とにかく架電する」だけでは成果につながりません。ターゲット設計、訴求設計、KPI管理、商談化率改善までを一体で設計し、継続的に改善を回すことが重要です。

シャコウでは、BtoB特化の知見をもとに、BDR/SDR戦略設計から実行、改善PDCAまでを一気通貫で支援しています。単なるアポ数ではなく、「商談化率」を重視した運用で、売上につながる商談創出を支援します。

「リードはあるのに商談化しない」「BDRを立ち上げたいが型がない」「インサイドセールスを外注したいが何から始めたらいいか分からない」といった方は、ぜひお気軽にご相談ください。

インサイドセールス運用代行支援はこちら