今回は、BtoBにおけるSEOの重要性と、最低限知っておくべきアルゴリズムについてお話しします。これからのマーケティング活動において、SEOは避けて通れない重要な施策ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事は株式会社シャコウが運営するYoutubeチャンネル「BtoBマーケ研究所」の動画、「BtoBにおけるSEOの位置付けと最低限抑えておくべきアルゴリズムを解説」の要約記事となります。資料はこちらからダウンロードできます。
BtoBにおけるSEOの位置付け
まず初めに、BtoBにおけるSEOの位置付けについてお話しします。SEOは、潜在層から比較検討層までリーチ可能な資産性の高い施策です。例えば、タクシー広告は認知層に対するアプローチですが、SEOは多様なユーザーにリーチできる点が大きな特徴です。
ユーザーが検索するキーワードによって、認知層や情報収集層、比較検討層にアプローチできるため、キーワード選定が非常に重要になります。実際に、キーワード選定をしっかり行っている企業は、SEOの効果も高いという傾向があります。
SEOとリスティング広告の比較
次に、SEOとリスティング広告の違いについて触れます。SEOとリスティング広告は同じキーワードに対するマーケティング手法ですが、いくつかの側面で異なります。主に速効性、安定性、費用対効果、確実性の4つの項目で比較されることが多いです。
- 速効性:SEOは基本的に速効性があまりありません。リスティング広告はお金をかければすぐに表示されますが、SEOは上位表示までに時間がかかります。
- 安定性:SEOは一度上位を取れると、安定した流入が見込めます。一方、リスティング広告は出稿を止めると表示されなくなります。
- 費用対効果:SEOは上位表示を取れれば、長期的に残存するため、年数が経つほど費用対効果が高まります。
- 確実性:SEOは、必ずしも上位に上がるわけではなく、不確実性が高いのが課題です。
SEOのアルゴリズムについて
次に、SEOのアルゴリズムについてお話しします。SEOのアルゴリズムはブラックボックスで200以上の要素があると言われていますが、大きく分けると外部SEO、コンテンツSEO、テクニカルSEOの3つに分類されます。
外部SEO
外部SEOは、ドメインのパワーを指します。サイトが持つ権威性や他サイトからのリンクの質が影響します。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ページ単位での最適化です。各ページがターゲットキーワードに対して適切に最適化されているかが重要です。
テクニカルSEO
テクニカルSEOは、Googleのロボットがページを巡回し、インデックスに登録するための要素です。これにより、検索結果に表示されるための基盤が整います。
テクニカルSEOの重要性
テクニカルSEOは、SEO施策の中で最も基礎となる部分です。特にBtoBのオウンドメディアでは、WordPressなどのプラットフォームを使用することが多く、基本的には自動的にSEO対策が施されることが多いですが、最低限の知識は必要です。
テクニカルSEOは、大きく分けると負債を改善する施策と加点を狙う施策に分けられます。負債を改善する施策には、リンク切れの確認や重複コンテンツの排除などがあります。一方、加点を狙う施策には、ページスピードの改善や構造化マークアップの導入が含まれます。
コンテンツ制作の原則
コンテンツ制作にあたっては、ユーザーファースなコンテンツを作ることが基本です。Googleが提唱するガイドラインに従い、ユーザーにとって本当に役立つ情報を提供することが求められます。
具体的には、網羅性や専門性、信頼性、独立性、一貫性などの要素を考慮し、ユーザーが求める情報に対して120%の答えを提供できるページを目指しましょう。
「EAT」原則の重要性
近年、特に「EAT」と呼ばれる要素がSEOにおいて重要視されています。EATは、専門性、権威性、信頼性を指し、さらに最近ではエクスペリエンスも加わりました。これらの要素を意識したコンテンツ制作が求められています。
ただし、単にSEO的な内容をまとめただけでは意味がありません。オリジナリティや具体的な経験に基づいた情報が求められています。
SEO施策のまとめ
最後に、BtoBマーケティングにおけるSEO施策のポイントをまとめます。SEOは潜在層から比較検討層まで幅広くリーチできる施策であり、特にキーワード選定が重要です。また、SEOはコンテンツSEO、テクニカルSEO、外部SEOの3つに分類され、特に近年はEATが重視されています。
テクニカルSEOの理解がないと、順位がつかない時にどこにボトルネックがあるのかを見落とす可能性がありますので、最低限の知識を持っておくことが重要です。
今後もBtoBマーケティングにおいて、SEOはますます重要な施策となるでしょう。弊社では、BtoBマーケティングの戦略設計から実務支援まで幅広くサポートしていますので、何かお困りのことがあればぜひご相談ください。
この記事は株式会社シャコウが運営するYoutubeチャンネル「BtoBマーケ研究所」の動画、「BtoBにおけるSEOの位置付けと最低限抑えておくべきアルゴリズムを解説」の要約記事となります。資料はこちらからダウンロードできます。